自己改革

ある経営者から相談を受けた。その内容は「どうしたら人の意識は変わりますかね。幹部50歳にもなればもう変われというのが無理なんでしょうか」ということだった。確かに若い人に比べれば、豊富な人生経験がかえって固定概念を抱かせたり、なかなか謙虚になれないということが多いようだ。大事なのは、本人が気づいているのか、気づいていないのか。気づいて変ろうとしているのか、してないのか。具体的に何か取り組んでいるのか、そうでないのかである。まずは、気づかせることだ。次に具体的な行動とその継続である。多面評価で他人から自分がどう見られているのかを分からせ、一つでもいいから手帳に書き、毎日できたかどうかチェックさせる。研修や会議、朝礼などの場で今月は何に取り組んだのか、できたのか出来なかったのかを言わせるのも効果的だ。そのくらいのことをやらないと自己の改革なんて到底、無理だろう。逆にそれを行えば周りの見方が少しずつ変わり、自己改革のきっかけをつかむかもしれない。

一生懸命

一生懸命とは、辞書では「命がけで物事を行う。全力で何かをする」とある。私は、「今を精一杯生きる」ことととらえ自分なりに頑張ってきた。長い人生、その時その時を一生懸命に生きようと。人間がダメになってしまうのは、何かつらいことや気になることがあるとそのことで頭が一杯にになり、何も手がつかなくなってしまったり、やけくそになってしまうことがきっかけではないかと思う。なかなか機械と違う人間だけに気持の切換えはできないものである。先々のことを考えながら生きるのは大切だが、今をそして目の前の仕事や物事をまずは一生懸命やる、それはもっと大切なことだと思う。

ビジョン

多くの経営者と話していると頻繁に出てくる言葉、それがビジョンである。ビジョンとは夢、あるべき姿、めざすべき将来像。企業の将来、日本という国の未来のあり方、各人の夢である。足元の景気に右往左往している今、ビジョンというと何を呑気なとか、ビジョンで飯が食えるかという者がいるのも確かだ。しかし、果たしてそうだろうか?どこに向かっているのか?どんな状態をめざしているのか?いつまでにめざしているのか?どうやってめざすのか?それらが見えないままでは、一時的には頑張ることは出来ても、長きにわたって気持ちが持続することはないであろう。

顧客満足

お客様満足、CS。これも使い古された言葉だ。しかし奥は実に深いような気がする。満足度のレベルがある。第一レベルは、最低限であり、たとえばタクシーであれば目的の場所まで安全に移動させてくれるというもの。第二レベルになると適度なあいさつで気持ちよく連れて行ってくれる。そして第三レベルになると期待を超えるサービスであり、目的地からの移動手段や時刻を探してくれる。おしぼりや飴が出てくる。運転手が下りてドアを開けてくれる。(実際の話)この感動レベルでないと記憶には残らない。また、差別化しうるサービスとは言い難い。どこにでもあるサービスをしていてはその会社の存在価値が問われる時代になってきた。

とりあえず

(1)とりあえずそこに置いてて!
最初から決まった置き場所を指定してくれたら、二度手間にならなくて済むのに。後で片付けないといけないし、ついついそのままというケースもあるだろうに

(2)とりあえずここまでにしておくか!
後一歩の努力で真の原因や根本対策にまで踏み込めたのに実に残念。不良対策や部下育成などいつもとりあえずのところで止めてしまう、だから結局何かを変えるまでには至らないのだろう

(3)とりあえずビール!
ついにはプライベートまでも。時代は今、大きく変わろうとしている。多少なりとも自分自身も変えていく必要もあるだろう。まずは言葉の習慣、行動の習慣、考え直してみよう