公器

会社は公器。ただ儲かればいいというのではそこに社会性はなく、社会性無くしては長期的存続は望めない。企業は世の中からヒト・モノ・カネを預かり、それを有益なものにしてお返しする存在である。よく会社は誰のものか、株主か、社員かなどと言った議論がある。倫理的ではあるが私は会社は誰のものでもなく公器であると考えたい。そう信じることが企業の存続成長に繋がるからだ。会社は多くの人に支えられている。会社の成績表であるPLを見てみよう。まずは、売上高、お客様からの授かりもの。もちろん頑張った成果でもある。売上原価は取引先との関わり、販管費は従業員、営業外は金融機関などであり、法人税は国や地方自治体、最後の純利益が株主だ。一般的にステークホルダーと言われるが、会社というものは実に社会の多くから支えられて成り立っていることが分かる。SDGsが叫ばれる中、会社は儲けだけではなく、社会性としての公器としてどうあるべきかを考えていかねばならない。

労働生産性

OECD(2017年のデータ)によると日本の時間当たり労働生産性(就業1時間当たり付加価値)は、47.5ドルで米国の3分の2の水準であり、OECD加盟36カ国中20位とのこと。原因はなんだろうか?私は、日本人の競争意識の欠如、そして時間生産性に対する意識の低さにあると思う。それは皆に平等に与えられているこの貴重な時間をいかに大切に使って他者に優位に立ち、仕事を確保するか、そして充実な人生を送るかという目的意識である。仕事を効率化させてその後のプライベートを楽しもうという目的感のない行動習慣にある。学校では効率を教えないし、会社も処遇制度が実質年功序列で曖昧な人事考課がまだ多い。現場というよりスタッフの生産性を推し量る明確な指標の設定とマネジメントが未確立なのであ。新卒、中堅、ベテランに関わらず、しっかりと生産性を評価し、大きく処遇に差をつける時が今、来ている。それに早く気付かなければこの状況は変わらないだろう。