5Sは基本であり、姿勢である

以前、「混迷の時代を生き抜くビジネスリーダーの特性とは」でも述べたが、時代が変わっても仕事の基本の大切さは変わらない。

追求すべきは、正確(高品質)で迅速(高い生産性)な仕事。そのベースは5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)にあるといっても過言ではない。会社、自宅に限らず、机や部屋の中が汚い人でミスなく効率的に仕事をこなす、そのような方を私は今まで見たことがない。確かに性格は人それぞれで几帳面の人もいれば、そうでない人もいます。しかし、問題は性格ではなく仕事を行うにあたっての基本であり、取り組み姿勢、そしてあるべき環境です。それが5Sだと思います。

ある会社では退社時には机の上には何も置かないことを徹底した。机上に何もないことが通常、だからこそ何かあれば異常。定時後に置かれた資料、送られてきた注文のファクス等々。貴方の机の上は、何か置かれていてもすぐに気付けるほどに片付けられているだろうか?今一度、5Sという、ごく当たり前のことが当たり前のように果たして出来ているか、自身の5Sを振り返ってみてはどうだろうか?

ウィズコロナは足元から

新型コロナウィルスにより停止していた経済活動が再開され、世の中はアフターコロナ対策に躍起である。この数か月の長いトンネルを抜けた今、世の中は大きく変化した。例えば、衛生習慣であり、テレワークであり、家飲みである。この流れは一過性に終わらないだろう。このことに気づくか気づかないか、ついていけるか、いけないかがでこれからの個々人の生き方、経営の仕方は大きく変わっていくだろう。

さて。アフターコロナではなく、ウィズコロナである。じっくりと経営の足元から振り返り、正していこうではないか。企業コンサルティングの場面では意外と基本的な事柄が欠如していることに気付かされる。多くが経営計画や業務計画の策定・検証、さらには会議やミーティングの場面である。それは課題や対策に対して誰がやるのかという主体者の欠如、そして具体的に何をやるのかという具体策の欠如、いつまでにやるのかという納期の欠如である。最終的には仕事のつめは、5W2Hであろうが、常々、留意しなければならないことはこの3点である。主体者が営業部全員などと言って結局誰もやっていなかったということが実に多い。たとえ全員でやるにしても取りまとめ役や推進責任者を決めることが重要である。

ウィズコロナの下での企業体質強化の一環として今一度、日常の仕事の中で、この3点が有耶無耶にされていないか検証してみる必要がある。