リーダーに欠かせない傾聴力

これからのリーダーには傾聴力が必要不可欠である。こちらの言いたいことだけを話す、これでは一方通行になってしまう。人は人と関わり合って仕事をする。相手の思い、本音を知らずして良い仕事は出来ない。そのためには、傾聴力。まずは時間がかかってもきちんと相手の意見を聴こうとする姿勢が大事だ。次に本音を聞き出すヒアリング技術である。質問方式で出来るだけ相手に話をさせること、意図や本音を引き出すのである。そのためには警戒感のないムードの中で、答えやすい質問を行い、適度にあいづちをうったり、時には展開させて盛り上がったり、最後には相手の意見をまとめてあげることだ。これは意外と難しい。相手の意見を聴き、まずは間違っていても意見を尊重する。その上で自分の判断、アドバイスを与え、やる気にさせる。それが全く出来ないというのであれば人の上に立つ資格はない。

真なるリーダーに求められる論理性と表現力

論理性とは、“自分はこう思う”という判断に対し、“なぜならば”という論拠が明快であり、そのような話には説得力がある。また、この論理性を磨くにあたっては、これら論拠の他、「いかなる意図かという目的意識、なぜそうなっているのかという問題意識、どうすれば打開できるかという改善意識」をもって物事を考察すること、数値で実態を掴むことなどが重要である。数値を伴わなければ曖昧な回答になってしまい、客観性を見失い、あなたの勝手な思いとなってしまうだろう。残念ながら、相変わらず日本の政治・経済界は混沌とした状況を続けている。一刻でも早い”真なるリーダー”の出現を望みたい。今回は、これからのリーダーに欠かせない能力について話をしてみたい。さしあたり特に2点あげるとすると、私は論理性と表現力を選ぶだろう。一方、表現力とは、いかに分かりやすく、インパクトをもって相手に訴えることが出来るかである。結論から話す、言いたいことは3点あると言ってから話す、図やグラフを多用する、強弱をつける、間を空けるなどである。論理性は相手の理性に、そして表現力は感性に訴える。政治、経済界に関わらず、企業リーダーたる経営者においても心しておきたいテーマである。

客観性

以前も主観と客観のバランスについては述べたことがある。今回はその中で「客観性を如何にして保つか?」についてである。
私は、それは多くの人に聞くこと、そして深く聴くことだと思う。一見、簡単なようだが思っている以上に習慣化させることは難しい。
私は、常に5人を目安に自身の考えを問うている。その人の立場、年齢、性別を変えて、である。
そして過半数の同意を得たとき、自身の考えは市民権をもったと判断している。
一方で深く聴く。これも大事だ。相手は表面的にこちらの考えに賛同している振りをしているかも知れないからだ。そこは本音を聴き出す傾聴力を発揮。「貴方はどうしてそう思うの?」「なるほどそうかも知れない」「だったら貴方ならどうしてた?」などと相槌と質問を繰り返し、相手の心の中を伺ってみる。これからのリーダーシップは、達意力以上にコミュニケーション力が大事かも知れない。

リーダー

リーダーとは指導者。指し導く人である。指すのはあるべき姿、進むべき方向。そして皆をまとめて教え導いていく。そのためにはまず、常にあるべき姿、理想型を示せなくてはならない。会社は今後どの方向に向かうべきか、営業活動の進め方は?、クレーム対応の仕方は?などと事に処して正しい価値判断と勇気ある実行が求められる。今のような先の見えない時代だけにここに向かって行こうと言えるリーダーが企業や財界に、また政界に求められる。

問題

問題とは、あるべき姿である理想や基準と現状とのギャップである。したがって理想や基準を持たない人に明確な問題意識はない。逆に意識の高い人は、さらに高い理想や基準を掲げ、常にギャップ(課題)を創りながら問題解決に取り組んでいく。次代リーダーとは文字通り、理想や基準に向けて組織を導く人である。